【英語長文クラスで気になったこと】 little / a little, few / a few
英語長文を読んでいて、次のニュアンスの違いをしっかり理解していないと、文章を読み違えてしまうことがあります。
① There is a little hope of his recovery.
② There is little hope of his recovery.
似たようなセンテンスですがね。冠詞の ‘a’ が入っているか、いないかだけの違いですが、伝える内容には大きな違いがあります。
① のセンテンスは、「彼が回復する望みは少しあります」です。
② のセンテンスは、「彼が回復する望みはほとんどありません」です。
‘a’ がないときは、言った(書いた)人は、否定的なニュアンスで相手に伝えていることになります。
LEO で使うテキストに次のような文があります。
There seems to be little doubt that one of the principal causes of prejudice is fear.
ここでも、作者は、「~にはほとんど疑いの余地はないようである」と読者に伝えていることになります。
“There is little doubt ~.“ という表現は、よく使われますので注意してください。ここを読み違えたり、あやふやにしたりしておくと、文章全体を読み違えてしまうおそれがあります(あるいは、訳がわからなくなる)。
このことは、few /a few についても当てはまります。
① I have a few friends around here.
② I have few friends around here.
もうお分かりですね。①は、「私には、このあたりに何人かの友達がいます」ですが、②は、「~友達はほとんどいません」というニュアンスになります。
しっかり理解しておきましょう!!
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