【塾著のつぶやき】あるテレビ番組

【塾著のつぶやき】あるテレビ番組

 

偶然見たテレビ番組

先々週だったか、偶然、あるテレビ番組を見た。

京都にある小さな食堂。年配の女性が一人で切り盛りしている。びっくりするのは、そこで出す食事の量の多さ。半端ないボリューム。オムライス、ハンバーグステーキ、カツカレーなど、よくある料理を提供しているが、私などは、とっても一人では食べきれない。さらにびっくりするのはその値段。すべて500円で、しかもお代わり自由(無料)。

若い子や、体格のいい常連と思われるお客が多いようだ。あれをお代わりしている人もいるので、ただただビックリ。

「どうして、この値段でこの量の料理を出しているんですか」と、番組のディレクターが聞くと、その女性は、「前は、あるチェーン店に勤めてたんだけど、コロナがはやり始めてから、ある日、学生らしき男の子の5人組が店に入ってきた。だけど、3人前の料理しか注文しなかった。」「どうしたの?」と尋ねると、「お金がなくて3人分しかたのめない。」ということだったという。
それから、そういう子たちにたくさん食べさせたくて店を始めたと言うことだった。「たくさん食べれば、いやなことも忘れちゃうじゃない」と。

これにもビックリ。若い子たちが腹いっぱい食べている様子が流れていたが、その時にふろ思った。この中の何人でもいいけど、「この恩をいつかかえそう」と思ってくれる人が現れるといいなあと。この女性に返さなくとも、どんな形でも、誰にでも、いつでも、ここで腹いっぱい食べたことを思い出して、腹をすかした人に、困っている人に、苦しんでいる人に、手を差し伸べようという人間になってほしい。そうすれば、あの女主人もきっと喜ぶだろうと強く思った。

 

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