LEOは、今年で創立25年目を迎えます。私は(吉澤)、LEOを起ち上げる前から帰国生の仕事をしていましたので、かれこれ30年以上を帰国生と共に過ごしてきたことになります。私が思う帰国生の特徴は、素直で、大人と会話ができるということです。そのせいか、帰国生との授業はとても楽しいです。今までを振り返っても、楽しい思い出がほとんどです。
そういう帰国生も、現地では、言葉ができるようになるまでは苦労があったでしょう。辛いことも少なくなかったでしょう。でも、彼らの目や言葉から、とても良いものを体全体で吸収してきたことを感じます。そんな人たちが日本に戻ると、今度はこちらの生活に慣れるのに一苦労している姿も見てきました。時間が必要な人もいました。そんな時、LEOは一つのクッションの役目を果たしたいとずっと思ってやってきました。
彼らが、海外で得てきた良さを失うことなく、今度は、日本の生活に慣れ、その良さを吸収するための一時的な時間と場を提供できたらと考えます。LEOの他の塾や予備校との違いは何かと問われたら、ここだと思っています。LEOは小さな塾ですが、私たちはそんな帰国生を深く理解できると信じています。そして、帰国生が楽しく学べる場を提供できると信じています。
LEOは、現地での生活を第一に考えて過ごしてきた人たちを受け入れたく思っています。言語のみならず、滞在中に、生活・異文化交流を通して得てきたものを大切にしてほしいと思うからです。そして、生徒一人一人が海外生活で得たものを誇りに思い、それを他の人に伝えたり、将来の仕事に役立てたりしてもらいたいと願います。
しかし、帰国後には日本の学校での勉強、そして、受験が待ち構えているのも事実ですね。これを避けて通るわけにはいきません。これをLEOは全力でサポートします。前述しましたように、LEOには30年以上の経験があります。帰国生が学びやすい環境・雰囲気があります。1,200人以上の生徒に対し、各自に合った学習プランを立てて、出願のサポートをしてきました(6,000件)。志望理由書作成は合否に大きく関わるケースが多いので、特に力を入れてヘルプしています。こうして、当面の目標である受験をともに乗り越えてきました。
具体的な受験作戦は、長所を徹底的に鍛えて伸ばすことです。受験の場合は、やはり語学力(英語力)です。LEO生が狙う入試には、英語力の高い人がたくさん挑んできます。その競争相手に勝つ極上の英語力を付けてもらいます(抜群の語彙力・安定の読解力・秀逸な記述力)。プラス、苦手な科目(国語や小論文、算数など)は基礎から徹底的に鍛えます。日本語の語句や漢字は、学年を落としたところからスタートします。小論文も、作文や感想文とどこが違うのというところからスタートします。コツコツと積み重ねることで、ある時、学力がアップしているのを実感できますよ。
30年以上の経験から、帰国生が学びやすい環境、テキスト、授業の運び方を作り上げました。
学びやすい環境とは
- 少人数のクラスで、質問もしやすく、先生や他生徒の意見も聞くことができる(一方通行の授業ではない)。
- アットホームな雰囲気で、他生徒はライバルではあるがよき友人でもある。
- テキストは画一的なものでなく、先生がクラスの様子を見ながら、臨機応変にアレンジしてくれる。
- 時勢に適したテキストを作成、提供してくれる。
テキスト&授業の進め方
LEOでは、「長所は徹底的に鍛え、一級品にまで高める。短所は基礎からコツコツ学習を続け、苦手科目でなくす」がモットーです。
一例を挙げます。帰国生の長所はやはり「英語」です。ただ、LEO生が狙う入試には、英語ができる人はたくさん。そこで、LEOでは、その中でも極上の英語力を付けてもらうためのテキストを用意しました。
- native の学者が書いた英文を深く・正しく解釈する(読解する)。
- その文章内に使われている単語についての単語テスト(LEOの名物)を繰り返す。
- 文章を理解した上で、そのトピックについての自分の意見をessay で述べる。
ハイレベルなテキストを使用し、上記の練習をずっと繰り返します。そうすると、いつの日か実力が付いているのを実感します。ここまでくれば問題ありません。自信をもって試験に臨めます。
苦手科目も同様です。もちろん、使用するテキストのレベルは上記のものとはまったく異なりますが、やり方は変わりません。例えば、日本語小論文では、まず「小論文とは何?」から学び、平易な文章を短い字数で書く練習から始めます。また、漢字・語句は学年を落としたところからスタートします。
どちらも、①コツコツ繰り返す②ドンドン量をこなす③グングン伸びるのを実感するという仕組みは同じです。
また、テキストや授業の進め方は画一的なものではありません。その時のクラス編成・構成によって、「もっと詳しい説明が必要かな」、「こういう順番の方がいいかな」ということはよくあることです。その時は、経験豊富な教師が臨機応変(柔軟)に対応します。とにかく1学期の間にこのテキストを使用し終えるといった融通が利かない授業は行いません。
受講生の声
目標を達成するためには、良質なテキストと、小テスト(単語テスト/漢字テスト)をコツコツと繰り返し、納得の授業でドンドン量をこなし、グングンと実力が付くのを実感するための学習メソッドが必須です。
LEOの提供する学習環境・学習方法が、学力UPの転機となります。
- 「帰国生」という苗木が、LEOのこやしで熟成し、「差をつける英語力」、「差を埋める日本語力」を獲得!!!
- 「帰国生」という種子が、LEOのヘルプで、「自ら考え、消化し、発信できる人間」に成長!!!
- 「3つの“不“」:不安・不足・不得意を取り払う>> 迷いなく本試験まで一直線に!!
- 「3つの“自”」:自覚・自主性・自信をGET>> 落ち着いて試験のスタートラインに!!
受講生の声
中学受験
LEOの生徒は、現地校やインターナショナル校出身者です。そして、現地での生活を最優先して帰国した人たちです。そういう人たちに、的確な受験校をアドバイスし、合格に向けた授業を提供します。
1. 英語利用の中学受験
英語のみ、あるいは、英語プラス国算、または、国or 算といった入試に臨みます(英語作文のみ、あるいは、英語作文プラス日本語作文もあり)。
2. 授業
英語力を落とさず、語彙・エッセイ・文法を中心に学習(夏期講習からは過去入試問題を実践)。国・算は、成蹊中学の帰国生入試問題で70%upを獲得できることを目標に学習(ここまでやっておけば、中学に進学しても十分にやっていけます)。まず、しっかりと基礎力を付けてから、徐々に実践力を養成。国語は作文練習も含む。
3. 合格実績
成蹊、頌栄女子学院、学芸国際中等
4. 追記
「その程度の勉強で大丈夫?」という声も聞こえてきそうですね。「ごもっとも」。では、小6のとき、LEOの中学受験コースを受講して下記の中学校に進学した生徒たちの大学受験結果を紹介しましょう(LEOの大学受験コース受講者)。
成蹊中学に進学:慶應義塾大学(法、文、総合政策、環境情報)、早稲田大学(政治経済、国際教養)、国際基督教大学、上智大学(文、経済、外国語、総合人間科)頌栄女子学院中学に進学:慶應義塾大学(法、商、総合政策、環境情報)、早稲田大学(政治経済、文化構想)、国際基督教大学、上智大学(外国語、国際教養学部)
このように、6年後にこういう結果を出しているのです。しかも、ほとんどの人がクラブ活動にも熱心に参加しながらの結果です。
高校受験
中学受験生同様、LEOの生徒は、現地校やインターナショナル校出身者です。そして、現地での生活を最優先して帰国した人たちです。そういう人たちに、帰国生のために設立された学校や、英語に力を入れている学校への受験をアドバイスし、その合格に向けた授業を提供しています。
1. 授業
英語力を落とさず、語彙・エッセイ・文法を中心に学習。積極的に英検やTOEFLへの挑戦を推奨。国語の漢字・語句は学年を落としたところから学習。基本的な読解力・作文力を養成。
2. 合格実績
ICU高校、都立国際、学芸国際中等
3. 追記
上記高校に進学した人の90%以上が、その後、LEOの大学受験コースを受講して、早慶上智ICUに進学しています。
英検/TOEFL
帰国後の悩みは、いかに英語力を低下させないかです。現地にいたときと英語環境はがらっと変わります。そんな中でいかに英語力を維持するか、あるいは、向上させるかは大問題。今までの経験から、一番の良薬は「読書」です。ただ、帰国前に読書の習慣がついてないとなかなか難しいのが実情です。
LEOでは、目標設定がとても重要だと考えています(動機付け)。そこで、今の英語力よりちょっと上に挑戦してもらうために、英検とTOEFLを薦めています(英検準1級・1級コースとTOEFLコースを開設)。
特に、昨年度の6年生は、小3または小4ですでに帰国していた人たちでしたが、英検準1級に挑戦し、2回目あるいは3回目のトライで全員が準1級に合格できました。小6英語クラスと英検準1級クラスを受講した成果が出ました。正直言って、ちょっと苦しいのではと思った生徒もいましたが、10月の試験で全員合格となり、私たちも嬉しかったです。
中高生には、英検1級とTOEFL100の獲得を薦めています。
受講生・保護者の声
LEOでは、受験は大切な一つの通過点だと認識しています。帰国生が受験に成功して、少しでも良い環境に身を置くことはとても大切なことです。でも、LEOは、その先を見つめています。彼らに、将来、日本の社会、又は異国の社会でその経験や技術を生かし、活躍してほしいと思っています。可能性を秘めている人がたくさんいます。
海外生活から得た価値観や生き方を大切にしつつ、日本の文化を学び吸収し、さらに自分の武器を磨いて素敵な人間として育ってほしい。社会に出るとき、自らに誇りをもって歩める人間になってほしい。LEOは、そんな帰国生の成長のプロセスの一時期に、ちょっとでも彼らをヘルプができる場所でありたいと願っています。これこそがLEOの目標と言って過言ではありません。そして、LEOの卒業生たちは、立派に旅立ってくれているようです。